こころの湯

 (作品紹介)
  今までの中国映画とは全く違う斬新な描写で親子愛を描いた、1999年トロント国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作。発売元:東京テアトル・ポニーキャニオン 1999年 カラー92分

(ストーリー)
  北京の下町で銭湯を営むリュウ(チェウ・シェイ)は、知的障害のある次男アミン(ジャン・ウー)とともにのんびりと暮らしていた。
  そんなある日、深センで働くビジネスマンの長男ターミン(プー・ツンシン)が突然帰郷する。ターミンは、アミンから届いたハガキから、父が倒れたのではないかと心配して帰ってきたのだった。家族3人がそろう久しぶりの時間。忘れていた結束を徐々に取り戻していく家族にさまざまな問題が降りかかっていく。

(理容店の風景)
  銭湯には6つのサービスがあり、その一つに理髪がある。理容コーナーでは、灸やマッサージなども兼任するリュウが、白衣にマスク姿で技術にあたる。老人のヒゲをあたるシーンが映されるが、年季の入った革砥で剃刀を整える様子が印象的だ。
  理髪、銭湯、マッサージなどをそろえた総合サロンの姿に、かつて東京駅の地下で、椅子25台の男子調髪部、婦人美容部、喫茶・食堂、大浴場、洋服プレス、クリーニングを擁したという「理容荘司」の姿がオーバーラップする。

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