(作品紹介)
発売元: 東宝㈱・1 9 3 7年作品・モノクロ86 分
(ストーリー・理容店の風景)
江戸深川。髪結新三は賭場を開いてヤクザの源七に目をつけられてしまい、金に困って髪結いの道具を質屋に持ち込む。ある日、質屋の娘のお駒と出くわし、質屋の用心棒をしている源七を困らせるため、お駒を自分の長屋へ連れ帰り…。
新三は髪結いの道具を「侍の刀と同じ」と質屋に持ち込むが、番頭は「下駄の履き古しと同じで質草にならない」と相手にしない。新三は「下駄の履き古しだ?」と憤慨し、お駒が「面倒だから出してあげたら」と言っても「物貰いじゃねえ」と逆に断わってしまう。新三の髪結いとしての矜持が見える場面だ。