真昼の決闘

(作品紹介)
  心の葛藤を深く掘り下げた演出で、西部劇を芸術の域までに高めた記念碑的作品。アカデミー賞4部門受賞。アメリカ・1952年・モノクロ85分

(ストーリー)
  任期が終わったのを機に保安官を辞め、エイミー(グレース・ケリー)と結婚し、新生活を送ることにしたケーン(ゲーリー・クーパー)のもとに、かつて牢獄にぶち込んだミラーが正午の列車でお礼参りに戻ってくるという電報が飛び込んできた。
  ミラーの仲間も集結し、街には異様な緊張感が漂う。責任感に駆られたケーンは、街を守るため決闘を決意するが、人々の対応は冷ややかだった…。そして時刻は刻々と迫る。

(理容店の風景)
  この作品は、ケーンの結婚式が行われる10時40分から、列車到着の正午までがほぼ時系列で展開される。
  要所で「時計」が映し出され経過を伝えるが、その一場面として理容店が登場する。店は典型的なアメリカンスタイル。シャツの袖をアームバンドで止め、ベストを着た主人が通りに向かって気持ち良さそうにシェービングを行う姿が印象的だ。
  ミラーの仲間が終結する10時33分、決闘後の棺の数を噂する10時50分、決闘前にケーンが立ち寄る11時50分の3回だが、店内に「完璧な葬儀サービス」という広告が貼られていたのはアメリカンジョークか?

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