獄門島

(作品紹介)
  日本ミステリー作家の巨匠・横溝正史原作の小説を、市川崑監督と主演の石坂浩二という名コンビで描く金田一シリーズの第3作。前2作「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」も大ヒットを記録した。発売元:東宝株式会社・1977年・カラー141分

(ストーリー)
  海賊と流人の末裔ばかりが住む孤島・獄門島。友人のある依頼により、この島に渡る金田一。俳句に見立てた異様な連続殺人とともに、島の住民たちの情念と狂気が渦巻く世界が展開される。しかし、石坂浩二という役者が漂わせる自然なさわやかさ、理容店の技術者を演じる坂口良子の人を惹きつけて止まない明るさ、また、金田一による小気味良い謎解きの場面などにより、普通なら陰鬱に感じられる空気が見事に緩和され、全編を通じて心地よく観ることができる。この種の映画が苦手な人にもおすすめ。

(理容店の風景)
  道を尋ねるため、金田一が島内唯一と思われる理容店を訪ねるところから、理容店でのシーンはたっぷり5分間続く。サインポールはもちろんのこと、理容椅子にしても史料館に展示されていそうな代物。他にも、手動式のバリカン、てっぽう(分厚い檜材で作った角型、小判型の洗髪槽)まで、昔の理容店がリアルに再現されている。

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