平成29年度

 全国理容連合会では業界の振興、活性化を目的に、理容業従事者の皆さまより、ご意見やご提言を振興論文として募集しています。平成29年度は12篇の応募があり、審査会の結果、次の論文が受賞しました。
※最優秀・優秀賞論文はテーマをクリックすると内容が見られます。

テーマ氏名(敬称略)組合
最優秀女性理容師が切り開く理容イノベーションの時代
~小さな一歩が業界の追い風になるとき~ 
髙木 憲子千葉県
優 秀地域に愛されるサロンであるために池田 正男滋賀県
奨 励レディースパーマ解禁を大きなビジネスチャンスに出口 真義滋賀県
小さなお店で出来る売り上げアップ法米山 集人滋賀県
全理連ヘア・カウンセラーの活用法宇都宮まどか福岡県

 

2017年理容業界振興論文総評
審査委員長
尾﨑 雄(生活福祉ジャーナリスト)

 応募者12人を年齢別にみると30代1人、40代4人、50代3人、60代と70代がそれぞれ2人と40代が一番多く、団塊ジュニアに属する世代が業界の将来を担おうとする意欲がうかがわれた。時代のトレンドを反映するかっこうで40代の応募者の半数を女性が占めた。きわめて、よろこばしいことである。
 得点上位の論文はいずれも水準を超え、点差が僅少だったが、採点ルールに従って高得点の上位5点を入選作とし、最高点を取ったものを最優秀賞とした。優秀論文は業界振興に注ぐ視点が個店の経営や新たな技術に関するアイデアを提案する「蟻の眼」的な書き方か、業界全体の方向を俯瞰的に分析・展望した「鳥の眼」的なものに分かれていたが、いずれも粒ぞろいで読みごたえがあった。また、過去の論文に目立った業界の既得権益保護を業界振興とみなすようなテーマが消え、業界改革に向けた前向きな提案が年ごとに増えてきてきたことは評価できる。
 選外になったものの中にも、パパママショップ的な家業から法人経営に衣更えして経理を透明化し、従業員の確保のため厚生年金や健康保険への加入促進を提言するという、この業界の本質的な問題をつく未来志向の論文もあった。

【審査委員】

委員長尾﨑  雄(生活福祉ジャーナリスト)
委 員岩田 三代(ジャーナリスト)
小宮山健彦(公益財団法人全国生活衛生営業指導センター 顧問)
中野 竹治(全国理容連合会 副理事長)
西本 正男(   〃      〃  )
早川 幹夫(   〃      〃  )
坂村 幸男(   〃    組織委員長)
オブザーバー城間 勇治(厚生労働省 医薬・生活衛生局 生活衛生課 課長補佐)
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