Vol.39 衣装の歴史を学べる・日本で最初の衣装博物館 (東京都品川区・杉野学園衣裳博物館)

 

 西洋衣装の歴史を実物で学ぶために創立されたのが、東京都品川区にある日本で最初の衣装博物館「杉野学園衣裳博物館」だ。同館には西洋衣装を中心に日本の着物やファッションプレート画などの資料が約1,400点収蔵されており、平成28年8月8日までは「西洋衣装-18世紀から20世紀のドレスと小物-」をテーマに展示している。

実際に着用されていた衣裳を開館当時のケースに入れて展示
中2階から見るとドレス全体を観覧することができる


 18世紀から20世紀の西洋は、フランス革命や産業革命などの影響から生活様式や社会情勢が変わり、ファッションも大きく変化してきた。その変化を当時の衣装から学ぼうという展示だ。
 展示の目玉は、19世紀から20世紀のドレスの変遷。クリノリンという下着でスカートを膨らませたドレスや、コルセットでウエストを細く見せていたドレスなど、映画で見るような華やかな衣装を間近に見られ、しかも体系づけて学ぶことができる。
 一部のマネキンには紙のカツラで、当時のヘアスタイルを再現。衣装とヘアの関係も学べそうだ。
 「当館にはまだ展示したことがない資料も数多くありますので、その展示の際には、ヘアスタイルも再現して、ファッションとヘアスタイルの変遷がわかる展示をやってみたいです。また、希望があれば一緒に観覧しながら展示品の説明をさせていただきます」と学芸員の利根川寛恵さん。
 学びの場としてだけでなく、芸術的観点からも十分楽しめる場所だ。

学芸員の利根川寛恵さん

 

杉野学園衣裳博物館
開館時間 10時~16時
休館日  日曜・祝日、大学の定めた休館日
住 所  東京都品川区上大崎4-6-19
TEL    03-6910-4413
最寄駅  JR 目黒駅より徒歩7 分
入館料  300 円

(理楽TIMES H28.6.1 付No.489掲載)

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