Vol.27 理容店から生まれた音楽・バーバーショップの普及に努める 菅野哲男さん(神奈川県)

協会代表の広瀬康夫さんと事務局長の菅野哲男さん(左から)

 「バーバーショップ」には、理容店という意味の他に、アメリカの俗語で、よくそろった男声4重唱という意味がある。

  活気にあふれ、人気のある場所であったバーバーに人々が集まり、歌を楽しむ――これが、バーバーショップ・カルテットのはじまりだ。

  現在でも、全米バーバーショップ保存振興協会が、毎年、国際大会を開催するなど活発に活動しており、会員数は全世界で約3万人にものぼる。

  日本でも、この文化を守り、普及・発展させるため、一昨年、日本バーバーショップ・カルテット協会が創立され、昨年10月に、第1回「日本バーバーショップ・カルテット・フェスティバル」が開催された。

  協会の事務局長を務め、日本のバーバーショップを再興した「東京バーバーズ」創立メンバーの菅野哲男さん(65)は、「バーバーショップは、いわゆる『合唱』のように堅苦しいところがなく、歌っても、聞いても楽しい音楽。この楽しさを、もっとたくさんの人に知ってもらい、活動の輪を広げていきたい」と語る。

  本年10月には、大阪で第2回フェスティバルが予定されており、歌あり、笑いありの楽しい舞台が繰り広げられるはずだ。

  70年代に一度、廃れてしまったこの文化を再興する活動を行う菅野さんの想いは、理容業に携わる者にとっても共通の願いだ。一度、足を運んでみてはいかがだろうか。

昨年開催された第1回「日本バーバーショップ・カルテット・フェスティバル」の模様

 

(平成17年5月1日付けNo.356掲載)

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