Vol.23 大森理事長の俳画が名店の料理を彩る 饂飩料理 郷屋敷(香川県高松市)

 

屋敷造りの店舗は国から登録有形文化財の指定を受けている

 香川県高松市にある饂飩(うどん)料理の名店、郷屋敷。重厚かつ荘厳な屋敷造りと閑雅な趣きのある枯山水は、200余年の歴史をもち、国の登録有形文化財にも指定されている。
 饂飩料理を中心に、懐石料理、精進料理と、四季折々の旬を生かした料理の数々は、高松でも屈指の料亭として位置付けられているが、料理を彩る皿や鉢、椀、箸、敷紙など調度品に至るまで、それに相応しい逸品が揃えられている。

 女将の三野暉子さんは、「調度品は、絵画でいえば額、書であれば表具にあたるもの。その品によって、主役である料理の印象や味までも左右させてしまうのです」と話す。

 

 

大森理事長揮毫の敷紙を手にする女将の三野暉子さん

 郷屋敷にとって、それほど重要な調度品のひとつ、敷紙の図案に、大森利夫全国理容連合会理事長の俳画が使われることになった。


   讃岐うどん
    白し晩稲田
       さわさわと

 句の傍らに案山子の墨絵が添えられたこの敷紙は、この秋からお披露目される。そのきっかけは、昨年10月、高松での全国理容競技大会の帰路、大森理事長が同店を訪れた際、俳句を嗜むと聞いた三野さんが、俳画の揮毫を依頼したのにはじまる。
 快く引き受けてくれたものの、多忙な大森理事長のことゆえ、時間がかかるものと考えていた三野さんのもとに、日にちを置かず俳画が届いた。

 

 

 

 

来春に使用される敷紙の図案

 「あまりの素晴らしさに驚き、感激して、ぜひ敷紙に使わせていただきたいとお願いしました。趣味で収集しておられるお客さまも多いので、喜んでいただけるものと期待しています」――これまでは百人一首の短歌を使い、オリジナルの敷紙は初めてという。しかも来春には、大森理事長があらためて贈った、

   茶柱の
    立ち静ごころ
       今朝の春

の句が入れられた敷紙が、郷屋敷の料理を彩るのだそうだ。 

 

 

●饂飩料理 郷屋敷
住所/香川県高松市牟礼町大町1987番地
電話/087-845-9211
交通/JR高松から車で約25分
営業時間/11:00~21:00
HP/http://www.goyashiki.co.jp

 

(理楽TIMES H23.7.1付No.430掲載)

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