Vol.49 「心」を写し撮る写真家の 41年間の集大成 堀江柾夫さん(岐阜県)

 

  岐阜県岐阜市の理容師・堀江柾夫さんが、写真集「海と里の記憶 日本海沿岸と山里の暮らし」を出版し、6月10日~22日にペンタックスフォーラム(東京都新宿区)で出版記念写真展を開いた。

  「海と里の記憶」は、日本海沿岸と山里の風景や人々の暮らしを収めたモノクロ写真集。

  堀江さんが写す日本海沿岸の漁村は、冬の寒さの厳しい場所だが、そんな厳しい環境に暮らす人々は、堀江さんをとても温かく迎えてくれる。今回の写真集と写真展は、そこに暮らす人々の温かさに魅了され、毎週休日に越前海岸の漁村に通い写真を撮り続けた41年間の集大成だ。

6月10日~6月22日、
ペンタックスフォーラムで写真展が開かれた
堀江氏と写真集「海と里の記憶」

  堀江さんが写真を始めたのは、19歳のころ。大阪の佐々木正男氏(全理連中央名誉講師)の店で修業時代、カメラ好きだった師匠の影響を受けたのがきっかけだった。25歳の時、本格的に創作写真活動を始め、初応募で二科展に入選。1989年に二科会写真部会友、2002年には二科会写真部会員になった。

 「写真は瞬間で終わってしまう。心が動かないとシャッターは押せない。常に『はっ!』と思う心を持つようにして、それを即写すことを心がけている。被写体が語りかけてくる『心』を写し撮るように、心と被写体の『対話』を大切にしてきたが、このことは、どんな髪型にしてほしいのかお客さまから読みとる理容店での1対1のコミュニケーションと通じる」と堀江さん。

  「今後も漁村の写真を撮り続け、また写真集を出したいですね」と、心の旅は続いていく。

  写真集の問い合せは、堀江さん(℡058-263-7901)まで。

※現在の役職は一般社団法人・二科会写真部会員(2012年8月現在)   

 

 (理楽TIMES H21.8.1付けNo.407掲載) 

 

Translate »
ツールバーへスキップ